
1 準備
目隠しの準備:布と部屋を整える
目隠しは、道具の選び方で安心感が大きく変わります。次の点を使う前に確かめてください。
- やわらかく、目を圧迫しない布厚手でかたいものや、目に押しつけるタイプは避けます。薄めの布やタオルを、軽く当てる程度にします。
- 自分で外せる留め方後ろで固く結ぶ形は使いません。顔に掛けるだけ、または自分で簡単に外せる形にします。
- 部屋の安全床の物を片づけ、角のある家具から離れます。立ち上がらず、座るか横になった姿勢で行います。
- アレルギーや肌の弱さ布の素材が合うか、洗ってあるかを確かめます。肌がかぶれたことのある素材は避けます。
2 手順
目隠しの手順:6つを順番に
- 目隠しを使うことを、事前に話し合って合意しているか確かめます。
- 止める合図と、目隠しを自分で外してよいことを、もう一度声に出して確認します。
- 目隠しは、受ける側が自分で手に取り、自分の手で着けます。着けたら、見え方と息のしやすさを確かめます。
- 着けた直後に、「今、どう?」と声をかけ、返事を待ちます。不安が強いときは、ここで外します。
- 触れる前には必ず声をかけます。見えないので、突然触れられると驚きやすくなります。
- 途中でも数分おきに、「大丈夫?」と短く確かめます。返事が遅いときは、手を止めます。
3 止める合図
目隠しを外す合図
目隠しは、いつでも自分の手で外していい道具です。外したいと思ったら、理由を言わずに外して構いません。
- 外すときの相手の反応を気にしなくてよい、と先に伝えておきます。
- ことばの合図が出たら、相手は手を止めて、必要なら目隠しを外す手助けをします。
- 息苦しさやめまいがあれば、すぐに外して座って休みます。
4 終わったあと
目隠しのあとに
目隠しを外したあとは、明るさに慣れるまで少し時間をとります。急に立ち上がらず、水分をとりながら話します。
- 見えない間にどう感じたか、怖かった場面はなかったかを、順番に話します。
- 布は、肌に触れた面を洗ってから保管します。手入れは道具の手入れの手順カードにまとめています。
- 次回も使うか、使う時間を短くするか、決め直します。
このカードでしないこと
- 固く結んで、自分では外せない状態にする
- 外す合図が出たあと、「あと少し」と続ける
- 目隠しをしたまま、部屋の中を移動させる
よくある質問
目隠しが怖いときは、どうすればよいですか?
怖さは自然な反応です。最初は片目だけ布を当てる、目を閉じたまま行うなど、見えない時間を短くするところから試せます。
目隠しは何を使えばよいですか?
やわらかく、軽く当てられる布や、アイマスクなど肌に合うものを選びます。目に圧をかけず、自分の手で外せることが条件です。
ほかの手順カード
この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。