手順カード|焦らし

ソフトSMの焦らし:触れる強さと間の決め方

焦らしは、「触れる強さ」「触れない間」「触れてよい場所」の3つを、事前に決めた範囲の中で動かす遊びです。痛みがなく、道具がいらないぶん、同意と止める合図の確認が安全のすべてになります。

使う場面
触れ方の緩急や、待つ時間の感じ方を試したいとき
先に決めること
触れてよい場所、強さの3段階、間の長さの目安
止める合図
強さを伝える色のことばと、止めることば
終わったあと
もどかしさがつらかった場面がなかったかを聞く

更新日:2026年10月31日|softsm.jp編集部|18歳以上の方どうしが、そのつど同意したうえで行うことが前提です

1 準備

焦らしの準備:場所と強さを決める

焦らしでは、受ける側が「待たされている」と感じることが中心になります。そのぶん、つらさの線を先に言葉にします。

  • 触れてよい場所を言葉にする腕、背中、肩など、触れてよい場所を相手が選ぶのではなく、受ける側が決めます。それ以外には触れません。
  • 強さを3段階にする「弱め」「ふつう」「止める」の3つなど、途中でも言える短い言葉にします。色のことばで決めても構いません。
  • 間の長さは短めから待つ時間は、受ける側が数えられる範囲から始めます。つらければ短くします。
  • 落ち着ける環境寒すぎず、静かで、途中で中断されない場所にします。

2 手順

焦らしの手順:6つを順番に

  1. 焦らしを試すことに、事前に合意しているか確かめます。
  2. 触れてよい場所と、強さの3段階を、お互いに声に出して確認します。
  3. 最初は弱めの強さから、短い間隔で始めます。
  4. 触れる前後に、ことばで知らせます。「今から触れるよ」「今は触れないよ」のように、先に伝えて予想できるようにします。
  5. 数回ごとに、「今の強さはどう?」と聞き、返事で強さを調整します。
  6. 受ける側がつらそうな表情や、体のこわばりを見せたときは、聞く前に手を止めます。

3 止める合図

焦らしを止める合図

焦らしでは、「もどかしい」と「つらい」の境目が人によって違います。止める合図が出たら、その場で手を止めて、少し待ってから声をかけます。

  • 「もっと」と言われても、事前に決めた範囲を超えません。
  • 強さのことばが「止める」に変わったら、続けません。
  • 合図が出たあとは、触れていた手をいったん離します。

4 終わったあと

焦らしのあとに

焦らしのあとは、水分をとりながら、今の気持ちをことばにします。体に触れたままでなく、少し距離をとって話すほうが落ち着く人もいます。

  • もどかしさがちょうどよかったか、つらかったかを、順番に聞きます。
  • よかった触れ方を、次回に決める強さに反映します。
  • 終わったあとに気分が沈むことがあるため、その日の予定は詰めすぎないようにします。

このカードでしないこと

  • 受ける側が決めた範囲を超えて触れる
  • 特定のことばを言わせること自体を目的にする
  • 返事をしない間を、同意のしるしとみなす

よくある質問

焦らしと寸止めは同じですか?

近いものとして使われますが、決まった線はありません。どちらも、強さと間を事前に決めたうえで、受ける側が止められることが前提です。

焦らしがつらくなったときは、どう伝えればよいですか?

決めた止めることばか、強さのことばで伝えます。理由を説明する必要はありません。

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この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。