
1 準備
合図の準備:ことばと手ぶりの候補を出す
合図は、遊びの中のせりふと見分けがつくことが大切です。先に候補を出してから、2人で選びます。
- ふだん使わないことば日常の会話に出てこない短いことばが向いています。たとえば食べ物の名前など、口にしやすいものです。
- 信号の色のことば「赤」は止める、「黄」はもう少し弱く、「緑」はこのままでよい、のように色で伝える方法です。短くて覚えやすく、途中で言い足せます。
- 声が出ないときの手ぶり握っているものを落とす、相手の腕を軽くたたく、など。目隠しをしていても使える動きにします。
- 「やめて」は合図にしない役割の遊びの中で出ることばは、本当に止めたいときと区別がつきません。
2 手順
合図を決める手順:6つを順番に
- 止めることばを1つ決めます。短く、口にしやすく、日常で出てこないものを選びます。
- 強さを伝えたいときのために、「赤・黄・緑」など色のことばを決めます。使わない場合は省いて構いません。
- 声が出ないときの手ぶりを1つ決めます。目隠しをしていても、手首を軽く縛られていても、できる動きにします。
- 始める前に、ことばと手ぶりを実際に1回ずつ練習します。受ける側が合図を出し、相手は「分かった」と言って手を止める練習です。
- 合図が出たときの動きを決めておきます。「手を止める、道具を外す、声をかける」の順番です。
- 合図を使ったことを、責めない・からかわない・評価しないと、お互いに約束します。
3 止める合図
合図が出た瞬間にすること
合図が出たら、「もう少しだけ」と続けず、その場で止まります。止まってから、道具を外し、「大丈夫?」と声をかけます。
- 合図の意味を確かめ直さず、まず止まります。
- 声が出ない様子や手ぶりが見えたときは、合図が出たものとして扱います。
- 迷ったときは、どんな言い方でも止める側に倒します。
4 終わったあと
合図を使ったあとに
合図が出たあとは、すぐに理由を聞かず、飲み物や毛布など落ち着ける用意をしてから、様子を見て話します。
- 合図を使ったことに「ありがとう」と返します。使いにくい合図は、安全のためなので歓迎します。
- 合図が使いにくかった、聞き取りにくかったなど、次回に変える点があれば決め直します。
- 合図を使った日は、同じ場面を続けず、別の日にまわしても構いません。
このカードでしないこと
- 合図が出たあとに「冗談だと思った」と続ける
- 合図を覚えていない相手に、そのまま始める
- 目隠しや拘束で手ぶりが使えないのに、ことばの合図だけを決めて済ませる
よくある質問
合図を使うのは気まずくないですか?
気まずさより、止められることの安心のほうが大きくなります。始める前に練習しておくと、実際に使うときの抵抗が小さくなります。
合図を忘れてしまったら、どうしますか?
迷ったときは、どんな言い方でも止める側に倒します。相手の合図を思い出せないときも、いったん止めて確かめます。
ほかの手順カード
この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。