1 準備
止める手順の準備:止めたあとの動きを決める
止めるときは、気持ちが慌てやすくなります。慌てないように、動きを先に決めておきます。
- 道具を外す役を決める目隠しや布を、誰がどの順番で外すかを先に決めます。受ける側が自分で外せるなら、それを優先します。
- 飲み物とブランケット止めたあとに、すぐに用意できる位置に置きます。
- はさみや明かりの位置暗い部屋なら、すぐ点けられる明かりを、手の届く所に置きます。
- 声のかけ方を決める「大丈夫?」「止めたよ」「ゆっくりでいいよ」など、慌てずに言える短い言葉を決めます。
2 手順
止める手順:6つを順番に
- 合図が出たら、動きを止めます。「もう少し」と続けません。
- 触れていた手を離します。手首などを巻いていたときは、先にほどきます。
- 目隠しなどの道具を外します。外すときは「外すよ」と声をかけてから動きます。
- 明かりを点けられるときは、まぶしくない程度に点けます。
- 「止めたよ。大丈夫?」と声をかけ、返事を待ちます。理由は、聞きません。
- 飲み物を渡し、落ち着くまで、そばにいます。話したいときは話し、黙っていたいときは黙ります。
3 止める合図
こういうときは合図がなくても止める
合図が出ていなくても、次のような様子が見えたら手を止めます。表情がこわばる、体を固くする、返事が急に減る、呼吸が荒くなる、震えが出る。
- ことばでは「大丈夫」と言っていても、体が固いときは止めて確かめます。
- 返事がない、反応が鈍いと感じたときは、すぐに手を止めて声をかけます。
- 息苦しさ、強い痛み、意識がぼんやりするなどの様子があれば、行為をやめて、必要なら救急(119)に連絡します。
4 終わったあと
止めたあとに
止めたあとは、続きの話をしません。気持ちが落ち着いてから、別の時間に、何があったかを話します。
- 止めてくれたことに「ありがとう」と伝えます。
- 止めた理由は、話せるときだけ聞きます。話さなくてよいと伝えます。
- 今日はこれで終わりにする、という選択もあります。次回は、同じ内容から始めないようにします。
このカードでしないこと
- 止めたあとに「続けたかったのに」と責める
- 合図の理由を、その場で問い詰める
- 落ち着く前に、次の行為に進む
よくある質問
止めたあと、すぐに再開してもよいですか?
すぐには再開しません。気持ちが落ち着いてから、改めて話し合って決めます。その日は終わりにする選択もあります。
相手が合図を出さないけれど、様子がおかしいときは?
合図を待たずに、手を止めて声をかけます。「止めてよかったね」と思える形で止めるほうが、あとの後悔が少なくなります。
ほかの手順カード
この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。