手順カード|軽い拘束

ソフトSMで手首を軽く巻く前の注意

手首を巻くのは、幅のある布をゆるく一重にして、自分でも相手でも数秒でほどける形に限ります。きつさ、しびれ、冷たさ、色の変化の4つを見ながら進め、おかしいと感じたらすぐ外します。

使う場面
手首にリボンやタオルを軽く巻くだけの、ごく軽い拘束
先に決めること
布の幅、巻く強さの目安、ほどくのを手伝う人、はさみの置き場所
止める合図
ことば、または手ぶり。しびれが出たら合図なしでも外す
終わったあと
手首と指先の様子を見て、赤みやしびれが残らないか確かめる

更新日:2026年10月31日|softsm.jp編集部|18歳以上の方どうしが、そのつど同意したうえで行うことが前提です

1 準備

手首を巻く前の準備:布とほどき方

軽い拘束は、巻く前の準備でほぼ決まります。使ってよいもの、使わないものを先に分けます。

  • 幅のあるやわらかい布細いひもや、食い込むものは避けます。幅のあるタオルや布を、手首にそっと添える程度にします。
  • 数秒でほどける結び方引けばほどける結び方にします。ほどけにくいもの、鍵つきの道具、金属の手錠は使いません。
  • 安全なはさみを手の届く所に結び目がほどけないときの備えです。先の丸い布用のはさみなどを、相手が取れる所に置きます。
  • 体の状態の確認手首や腕に痛み、しびれ、けがのあるときは行いません。持病や服薬で不安があるときは、事前に医療者に相談します。

2 手順

手首を巻く手順:6つを順番に

  1. 軽い拘束を使うことに、事前に合意しているか確かめます。
  2. ことばの合図と、声が出ないときの手ぶりを決めます。両手を巻く場合、手ぶりは使えないため、ことばの合図で足ります。
  3. 巻く前に、結び方を相手の前で1回ほどいて見せ、すぐほどけることを確かめます。
  4. 手首に巻くときは、指が入るくらいのゆとりを残します。巻いたら、指先が動くか、冷たくないか、色が変わっていないかを見ます。
  5. 巻いている間は、そばから離れず、一人にしません。
  6. しびれ、冷たさ、色の変化、痛みのうちどれかがあれば、合図を待たずにほどきます。

3 止める合図

手首を巻いたまま止める合図

ことばの合図が出たら、まず手を止めて、ほどく手を伸ばします。理由は、ほどいたあとで聞きます。

  • ほどくのは「結び目をつまんで引く」だけにしておきます。
  • 指先のしびれが出たら、合図の有無にかかわらず外します。
  • 外せない、ほどけないと感じたときは、落ち着いた声でそう伝え、はさみを使います。

4 終わったあと

手首を外したあとに

ほどいたあとは、手首をさすったり揺らしたりして、すぐに動かします。赤みやしびれがないか、一緒に見ます。

  • しびれや痛みが続くときは、無理をせず、医療機関に相談します。
  • 巻いていた間に怖かったこと、きつかったことを聞いて、次回の巻き方を変えます。
  • 布は肌に触れた面を洗ってから保管します。道具の手入れも参考にしてください。

このカードでしないこと

  • 手首と足首など、複数の場所を同時に拘束する
  • 固い結び目や、ほどくのに道具が要るものを使う
  • 巻いたまま相手を一人にして部屋を離れる
  • お酒を飲んでいるときに行う

よくある質問

どれくらいの強さで巻けばよいですか?

指が入るくらいのゆとりを残し、触れている程度が目安です。しびれ、冷たさ、色の変化が出たら強すぎるので、すぐに外します。

手首を巻く時間に決まりはありますか?

決まった時間はありません。長く巻くほどしびれが出やすくなるため、短く区切り、こまめに外して様子を見ます。

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この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。