手順カード|同意と取り決め

ソフトSMを始める前の話し合い

始める前の話し合いでは、「今日やること」「やらないこと」「強さの目安」「止める合図」の4つだけを、お酒や薬が入っていない状態で言葉にして決めます。同意は一度とれば終わりではなく、会うたび、新しいことを試すたびに確かめ直すものです。

使う場面
初めて試すとき、久しぶりのとき、新しいことを足すとき
先に決めること
今日やること1つ、苦手なこと、強さの目安、止める合図
止める合図
ことばと手ぶりの2通りを、この話し合いの中で決める
終わったあと
決めたことを読み上げて、迷いが残るなら今日は見送る

更新日:2026年10月31日|softsm.jp編集部|18歳以上の方どうしが、そのつど同意したうえで行うことが前提です

1 準備

話し合いの準備:日と場所を選ぶ

話し合いの質は、始める前の状態で決まります。次の4つを先に整えてください。

  • お酒や薬が入っていない日にする判断が鈍った状態での「いいよ」は、同意として数えません。
  • 急がない時間をとる予定の直前や、終電を気にしながらでは、断りにくくなります。
  • 服を着たまま座って話せる場所にする始める姿勢になる前に、落ち着いて話せる場所を選びます。
  • 最初に「やめる自由」を伝える「話し合いのあとで、やっぱりやめるのもあり」と先に言っておきます。

2 手順

話し合いの手順:6つを順番に

  1. 最初に「途中でも、やめたくなったらいつでも言っていい」と、お互いに声に出して伝えます。
  2. 今日試したいことを、1つだけ言います。2つ以上あるときは、今日は1つに絞り、残りは次回にまわします。
  3. 苦手なこと、されたくないことを、相手から聞き、自分からも伝えます。理由は話さなくて構いません。
  4. 強さの目安を、「弱め」「ふつう」「止める」のように3段階の短い言葉で決めます。
  5. 止める合図を決めます。ことば1つと、声が出ないときの手ぶり1つです。決め方は止める合図の決め方の手順カードにまとめています。
  6. 最後に「今の内容で、お互いに納得している?」と声に出して確かめます。少しでも迷いがあれば、今日は見送ります。

3 止める合図

話し合いの途中で止める合図

話し合いの最中でも、「今日はやめる」と言えば、そこで終わりです。理由を聞き返したり、説得したりはしません。

  • 黙り込んだ、笑ってごまかした、話題を変えた。これらは同意ではなく、迷いのサインとして受け取ります。
  • 迷いは、「いいよ」とは数えません。
  • 見送った日は、悪いことをしたわけではありません。

4 終わったあと

話し合いが終わったあとに

話し合いが終わったら、決めたことをもう一度だけ読み上げて、記憶のずれをなくします。

  • 決めたことは、次に会うときにもう一度聞き直します。前回と同じとは限りません。
  • 同意はあとからでも取り消せます。やってみて違ったと感じたら、その時点で伝えて構いません。
  • 手順どおりに進まなかった日も、話し合えたこと自体が次につながります。

このカードでしないこと

  • 酔った勢いで決めたことを、翌日も有効だとみなす
  • 前回よかったから今回も同じでよい、と確かめずに始める
  • 上司や先輩など、断りにくい関係のまま「同意」をとる
  • 相手が理由を言わないことを、問い詰める

よくある質問

話し合いは毎回必要ですか?

毎回、短くてかまいませんが確認します。体調、気分、相手との関係は前回と同じとは限らないためです。

話し合いで断られたら、どうすればよいですか?

理由を聞き出さずに、そのまま受け入れます。断れたことが、次に安心して話せる土台になります。

ほかの手順カード

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この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。