1 準備
話し合いの準備:日と場所を選ぶ
話し合いの質は、始める前の状態で決まります。次の4つを先に整えてください。
- お酒や薬が入っていない日にする判断が鈍った状態での「いいよ」は、同意として数えません。
- 急がない時間をとる予定の直前や、終電を気にしながらでは、断りにくくなります。
- 服を着たまま座って話せる場所にする始める姿勢になる前に、落ち着いて話せる場所を選びます。
- 最初に「やめる自由」を伝える「話し合いのあとで、やっぱりやめるのもあり」と先に言っておきます。
2 手順
話し合いの手順:6つを順番に
- 最初に「途中でも、やめたくなったらいつでも言っていい」と、お互いに声に出して伝えます。
- 今日試したいことを、1つだけ言います。2つ以上あるときは、今日は1つに絞り、残りは次回にまわします。
- 苦手なこと、されたくないことを、相手から聞き、自分からも伝えます。理由は話さなくて構いません。
- 強さの目安を、「弱め」「ふつう」「止める」のように3段階の短い言葉で決めます。
- 止める合図を決めます。ことば1つと、声が出ないときの手ぶり1つです。決め方は止める合図の決め方の手順カードにまとめています。
- 最後に「今の内容で、お互いに納得している?」と声に出して確かめます。少しでも迷いがあれば、今日は見送ります。
3 止める合図
話し合いの途中で止める合図
話し合いの最中でも、「今日はやめる」と言えば、そこで終わりです。理由を聞き返したり、説得したりはしません。
- 黙り込んだ、笑ってごまかした、話題を変えた。これらは同意ではなく、迷いのサインとして受け取ります。
- 迷いは、「いいよ」とは数えません。
- 見送った日は、悪いことをしたわけではありません。
4 終わったあと
話し合いが終わったあとに
話し合いが終わったら、決めたことをもう一度だけ読み上げて、記憶のずれをなくします。
- 決めたことは、次に会うときにもう一度聞き直します。前回と同じとは限りません。
- 同意はあとからでも取り消せます。やってみて違ったと感じたら、その時点で伝えて構いません。
- 手順どおりに進まなかった日も、話し合えたこと自体が次につながります。
このカードでしないこと
- 酔った勢いで決めたことを、翌日も有効だとみなす
- 前回よかったから今回も同じでよい、と確かめずに始める
- 上司や先輩など、断りにくい関係のまま「同意」をとる
- 相手が理由を言わないことを、問い詰める
よくある質問
話し合いは毎回必要ですか?
毎回、短くてかまいませんが確認します。体調、気分、相手との関係は前回と同じとは限らないためです。
話し合いで断られたら、どうすればよいですか?
理由を聞き出さずに、そのまま受け入れます。断れたことが、次に安心して話せる土台になります。
ほかの手順カード
この内容は、体や心の状態の診断や治療の代わりにはなりません。しびれ・痛み・息苦しさなどが続くときは、医療機関に相談してください。